【訓練報告】浅層の雪に埋没した人の捜索(青森市浪岡)

日時

2014年2月11日(火) 14:00~16:00

場所

青森市浪岡樽沢村元365-4
イヌヒトくらす ドッグラン

天候

曇り時々雪、-2℃

参加者

  • 認定犬:2頭
    • 文太
    • イチゴ
  • 訓練犬:1頭
    • アイ

目的

雪に埋もれた人を捜索する時の犬の挙動観察と捜索技術の向上

方法

  1. 雪面に2種類の穴を掘った。
    1. A:幅約40㎝、長さ約165㎝、深さ約40㎝の穴
    2. B:直径約50㎝、深さ約1mの穴
  2. 底面にビニールシートを敷き、ヘルパーが濡れるのを防止した。
  3. ヘルパーはAの穴ではうつ伏せ、Bの穴では座った。
  4. ヘルパーの上に透明なビニールシートをかぶせ、さらに、その上に白色のシーツをかぶせた。
  5. シーツが見えなくなるまで雪を約10㎝から20㎝かぶせた。
  6. 原臭なしで、約30m離れた風下からノーリードで人の捜索を命じた。

状況

文太
イチゴ
アイ
文太

まとめ

訓練された犬は、隠れた人の臭いや吐息をキャッチして傍に駆け寄り、吠えてアラート(告知)します。
3頭とも、今回の条件の浅層の雪では、問題なく埋もれた人を探し当て、吠えてアラートしました。
今後、深層の雪についても捜索訓練を行います。
青森では毎年、屋根からの落雪に人が埋まって死亡する事故が発生します。私たちは、そのような人を救助できればと思っています。
このような現場で犬を使った捜索は十分可能ですが、問題は、いかに素早く現場に到着するかであり、関係機関と連携する体制が不可欠です。
(岩本良二)

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